地盤の情報を知るのに便利「土地条件図」

現場を調査することは最も重要ですが、地盤の情報は現場以外でも知ることができます。
地図から地形がわかるように、その土地の地盤がどのようなものかを知るのには「土地条件図」というものが便利です。

土地条件図は、国土地理院が発行している微地形分類図のことで、斜面は9段階、台地や段丘は5段階、人口地形は10段階に細分化して分類しています。土地の形態や高低、防災施設や公共施設の分布も示されています。

さらには、先の地形、地質、地耐力、自然災害などの情報も記載されていて、ここから読める情報は膨大にあります。
いろいろな情報が幅広くまとめられていて、簡易にみることができますので、非常に便利です。

地形と地質には密接な関係があり、その特徴を理解しておくことで安定した地盤を作ることができます。自分が暮らす土地にどのような条件があるのかを確認しておくと、万が一に危険が訪れた際にも、事前の対策を講じておくことができます。

、土地条件図を活用するときに、注意しておきたい点としては、次のようなものがあります。

・あくまでも定性的で簡易な評価なので、震度や液状化の指数を示すものではないこと
・敷地内の人工的な掘削や埋め戻しなど、地形の要因以外でも土地の状況は変化すること
・正確性を補償しているものではないこと

これらを踏まえながら、うまく活用していただきたいと思います。

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